先輩獣医師(浅川先生 眼科)に聞いた!埼玉動物医療センターの魅力|埼玉の動物病院
日本有数の診療実績を誇る埼玉動物医療センター。同センターの眼科を牽引する浅川先生は、かつて一次診療の現場で院長を務めていました。総合臨床医として着実にキャリアを積み上げ、安定した立場にあった浅川先生。しかし、そのキャリアを手放し、あえて眼科専門医という新たな道へと踏み出しました。本記事では、浅川先生のキャリアを紐解きながら、眼科専門医として歩むきっかけとなった埼玉動物医療センターの魅力に迫ります。
眼科専門医を目指したきっかけ
- 埼玉動物医療センターの眼科研修医になったきっかけは何だったのでしょうか?
- 独学での学びに限界を感じたからです
- 大学卒業後に入った病院の院長がたまたま眼科に強く、そこで3年間勤務しました。その後、転職した病院で、皮膚科などの専門性を持つ先生方に出会い、自分も何か専門性を持ちたいと考えるようになりました。セミナーに参加したり、本を読み漁ったりして、自分で勉強を進めましたが、やはり実際に専門のところで学ばないと足りないと感じました。研修医として受け入れ先を探しましたが、大学などでは見つからず、たまたま埼玉動物医療センターを見つけ、見学後、研修医としてスタートしました。
- なぜ眼科を専門にしようと決めたのでしょうか?
- 自分が活躍できる分野だと感じたからです
- 当時勤めていた病院では、眼科を得意とする獣医師が他にほとんどいなかったんです。自分が眼科に特化すれば、その分野で詳しい人間になれると考えました。他の先生との住み分けができていたため、自分の判断で進めやすかったです。また、他の先生方から眼科症例について質問を受けることが増え、モチベーションも上がっていきました。
- 院長職を続けながらの研修医は大変ではなかったですか?
- 研修が楽しかったので、続けることができました
- 2016年に研修医を始めた当初は、週に1回、車で1時間半から2時間かけて通っていました。翌年の2017年に院長職に就いてからは、さすがに週1は難しく頻度は減らしましたが、非常にフレキシブルに対応してくださり、「来られる範囲で来ていいよ」と言ってくださったのが大きかったです。病院の理解があったおかげで続けることができましたし、単純に研修が楽しかったというのも大きいです。

眼科専門医としてのキャリアをスタート
- 最終的に埼玉動物医療センターを選ばれたのは、どういった理由からでしょうか?
- ここでの学びがどこよりも「実践的」だったからです。
- 実は他にもいくつか眼科施設を見学しましたが、多くの場合は見学が主体でした。しかし、埼玉動物医療センターでは、早い段階から症例を診る機会を与えてくれました。この自ら手を動かして学ぶ環境が、技術の習得において非常に大きな魅力でした。その後、キャリアの転機を迎えた際、より本格的に眼科診療に打ち込みたいと考え、入社を決意しました。責任ある立場で他の診療科と連携しながら進める現在の診療は、研修医時代以上に学びが多く、非常に充実しています。
- ご自身の選択に迷いや葛藤はありませんでしたか?
- 覚悟のいる選択でしたが、全く後悔はありません
- 当時、一次診療医としてもそれなりにやっていて、患者さんも多くついてくださっていました。そこをある意味ゼロにして、専門性を追求する決断は覚悟のいるものでした。しかし、この決断に全く後悔はありません。もし一次診療を60歳までやり続けて、モチベーションを保てたかというと、おそらく難しかったと思います。院長職も経験し、トップに立つことの大変さも知った上で、専門性を高める方向に進んだのは非常に良かったと感じています。

埼玉動物医療センターで築く、獣医師としてのキャリア
- 埼玉動物医療センターの魅力はどんなところですか?
- 他の診療科との連携を通じて、症例を横断的に学ぶことできることです
- 研修医時代とは異なり、実際に働くとなると、仕事への関わり方の深さが全く違います。改めて、研修医だけでは足りないと感じましたし、責任を持って働くことで見えてくる部分が非常に多く、とても勉強になっています。また、他の診療科との連携も当院の魅力の一つだと考えています。例えば、目と神経に関連する疾患の場合、神経科との連携ができますし、他の科から眼科への紹介もあります。全て施設内で完結できるという点は、患者さんにとっても獣医師にとっても大きなメリットにつながっていると思います。
- 浅川先生が若手の先生に教育する上で、意識されていることはありますか?
- その人にとって、より経験値が積めるよう心がけています
- AからZまで全てを教えるのではなく、ある程度自分で考えられる余地を残すようにしています。「こういうことが考えられるし、こういう可能性もあるよね」というように、少し抽象的に話すことが多いです。その上で、相手のタイプを見て指導法を変えます。自分で考える力がある人には問いかけ、まだ難しい人にはある程度回答まで出すこともあります。しかし、自分で判断し、責任を持ってインフォームする経験がないと、獣医師として伸びないと考えているので、その経験を積ませることは常に意識しています。

- 埼玉動物医療センターが合う人・合わない人はどのようなタイプだと思いますか?
- 自分の武器を磨きたい人、見つけたい人には最適の環境です
- 既に専門性をお持ちの方はもちろん、これから自分の武器を見つけたいという強い意志がある方には、最適な環境です。専門科が決まっていなくても、何かを吸収し、専門性を身につけたいという主体性があれば、多様な科を回る経験は大きな財産になるはずです。一方、受け身の姿勢や、なんとなく大きい病院に行こうという選択基準では、当院の環境を活かしきれないかもしれません。こうなりたいという願望を言葉にし、自ら動ける方にとって、ここは最高の成長環境になります。
2009年:酪農学園大学 獣医学部 獣医学科 卒業
浅川 幸一 先生
埼玉動物医療センター 眼科
同年 :千葉県内 動物病院 勤務
2012年:埼玉県内 動物病院 勤務
2016年:同院 副院長 就任、埼玉動物医療センター 眼科研修医
2017年:都内 動物病院 院長 就任
2021年:同グループ 眼科クリニック 兼務
2023年:大手グループ 動物病院 勤務
2025年:埼玉動物医療センター 眼科 勤務