「臨床に戻りたいけど、もうブランクが長すぎて…」
そう感じて一歩踏み出せずにいる獣医師の方は少なくありません。
今回ご紹介するのは、15年という長いブランクを経て、週2勤務から臨床復帰を果たしたアギー動物病院の木下先生のストーリーです。
子育てや家庭の事情でキャリアを中断していた先生が、なぜもう一度現場に立つ決意をし、どのようにVETS CAREERを活用して理想の働き方を実現したのか。そのリアルな体験談は、同じような悩みを抱える多くの方にとって、きっと背中を押してくれるはずです。
獣医学博士
西山 武男先生
アギー動物病院 院長
日本大学軟部外科研究員
獣医皮膚科認定医
東京農工大学出身
木下 明紀子先生
アギー動物病院 勤務医
静岡県の動物病院に勤務
ママさん獣医師で、週2の勤務希望でブランクもあったので、転職できるのか不安を抱えていたが、VETS CAREERにてアギー動物病院に転職
動物病院の転職プラットフォーム:VETS CAREERとの出会い
- VETS CAREERを知ったきっかけを教えてください。
- 1年半ほど前、ライターさんが書いた記事を獣医師として監修するという仕事を行っていました。
- 臨床の情報をアップデートしたいという気持ちはありましたが、以前は実際に働いている獣医師じゃないとなかなか受け入れてもらえない雰囲気がありました。
VETS TECHさんなら、私でも参加しやすく、しかも無料でご提供されていたので、臨床の情報のアップデートとしてVETS TECHさんを使い始めました。VETS TECHさんは再スタートを考えている人にも開かれた場を提供してくれていて、とても好印象でした。
VETS CAREERはVETS TECHの中でたまたま目にして知りました。
- ブランクを経て、もう一度臨床を目指そうと思ったきっかけはありますか?
- 臨床を離れてから15年ほど経っていました。ずっと「また臨床の現場に立てたらいいな」という気持ちはありましたが、子育てなどの事情もあってなかなか現実的ではありませんでした。
- 行動学に興味があったので、そちらに関する研修に参加するなど少しずつ勉強を再開していたタイミングで、ちょうどVETS CAREERに登録していたことを思い出し、気になった病院からのスカウトを待つ形にしました。
VETS CAREERを使ってみた感想は…?
- 西山先生からスカウトが届いたときの印象はいかがでしたか?
- 実はその前にも2件ほどスカウトをいただいていたのですが、週3以上の勤務が条件で、私の生活スタイルとは合わず諦めていました。
- そんな中で、西山先生からのメッセージはとてもフランクで、「まずは見学だけでもどうですか?」というものでした。その文章から人柄が伝わってきましたし、実際にその病院の前を車で通ったことがあり、土地勘があったことも大きかったです。
- 臨床に復帰する際の不安はありませんでしたか?
- もちろんありました。
- プロフィールにはブランクや過去の勤務歴もしっかり書いていたので、逆にその内容を見て「いいね」をいただけたことは、自分を受け入れてもらえるのかもという安心感につながりました。
TIPS
- 実際に見学や勤務をしてみてどうでしたか?
- 見学のあとすぐに勤務につながり、そこから週2回の勤務を続けています。
- 最初は不安もありましたが、先生方がとても丁寧にサポートしてくださり、患者さんにもきちんと説明して引き継ぎをしてくれたので、徐々に慣れることができました。
特に印象的だったのは、「わからないことは聞けばいい。」という雰囲気があったことです。飼い主様や病状について院長と気軽に相談できる安心感は、とても大きかったです。
- VETS CAREERと他の転職サービスとの違いはありましたか?
- 大きな違いは、VETS CAREERが“紹介料の発生しない”仕組みである点です。
- 過去にエージェントの会社経由で就職した際は、採用後に高額な手数料が発生する契約になっており、その金額に見合った期待を求められ、求職者側としてもかなりのプレッシャーを感じました。
TIPS
- VETS CAREERを使っていて不便に感じた点はございますか?
- メールでのお知らせに気づかず、スカウトを半年以上見逃してしまったことがありました。
- たまたまGmailの整理をしていたときに見つけて、「今からでも大丈夫ですか?」と返信したことがあります。
それをきっかけに、LINE連携を設定するようになりました。LINE連携を行ってから、メッセージの見落としはなくなりました。
TIPS
- これからVETS CAREERを使う方に伝えたいことはございますか?
- 臨床から離れていたり、働ける日数に制限があったりしても、正直にプロフィールに書くことで、理解ある病院と出会える可能性が高まります。
- 私自身も「ブランクがあって、週2勤務希望なんて無理だろう…」と思っていましたが、理解してくださる院長と出会い、1年かけて徐々に仕事の幅を広げていくことができました。
無理に背伸びせず、それでも「小動物臨床で働きたい」という気持ちが少しでもあるなら、まずは登録してみてください。
自分に合ったペースで再スタートが切れるサービスだと思います。
本日はインタビューへのご協力ありがとうございました!
木下先生のように、ブランクや家庭の事情を抱えながらも、前向きに臨床復帰を目指す獣医師の方にとって、VETS CAREERは大きな助けとなるプラットフォームです。「待っているだけ」ではなく、「書いて、伝えて、つながる」ことで、働き方の可能性が広がります。あなたもぜひ、次の一歩をVETS CAREERで踏み出してみてください。
日本大学生物資源科学部獣医学科在学中、株式会社リクルートの次世代事業開発室にてペット系相談サービスのプロダクト開発にてインターン経験。外西 弘昌
VETS CAREER運営事務局
「なりたい自分になるために」をテーマにした学生向けの就活イベント”Good Jov”を創設、獣医学生約600名に届ける。
卒業後、小動物臨床を経験し、その体験をもとにVETS TECHの事業に必要性を痛感し、2024年2月より入社。